シロアリ駆除は自分でできる?業者に頼んだ25人が床下で無理だった理由
このテーマのまとめ自分でできる害虫駆除シロアリ駆除を自分でできるのは、羽アリや目に見える木の部分までです。
床下にいる巣までは自分では届きません。シロアリで業者に頼んだ25人のうち8人(32%)は自分では駆除できなかったことが理由でした。
頼んだ人の支払額は中央値で13.2万円です。中央値は安い順に並べて真ん中にくる人の金額のことです。
このページでは自分でやれる手順を先に書きます。そのあと業者に任せたほうがいいときを頼んだ人のデータで見ていきます。
目次
シロアリ駆除を自分でできるのは見える所まで
自分でできるのは家の中に出た羽アリの退治と、見える木の部分への薬剤までです。床下や壁の中にいる巣を自分でなくすのはむずかしいと考えておきます。
- 家の中や窓のまわりに出た羽アリをスプレーで退治する
- 柱や木の表面など見える所に木部用の薬剤を塗る
- 家のまわりにベイト剤(毒の入ったエサ)を置いて様子を見る
- 湿気のたまる物や木材を家のまわりから片づける
- 床下にもぐって薬剤をまく
- 壁の中や土台の奥にある巣を探す
- 柱や土台が傷んでいるかを見きわめる
床下は狭くて暗く配線や配管もあります。薬剤を吸いこむおそれもあるので慣れていない人が入るのは危ない場所です。
シロアリを自分で駆除する手順
自分でやるなら、まず本当にシロアリかを見分けてから薬剤を使います。黒いアリの羽アリと見まちがえることがよくあるからです。
シロアリの羽アリは胴がずん胴で前後の羽が同じ大きさです。黒いアリは腰がくびれています。落ちた羽だけでも手がかりになります。
家の中に出た羽アリはスプレーで退治します。掃除機で吸ったらすぐに袋を捨てます。
羽アリが集まっていた窓や柱のまわりを見ます。土でできた細い筋(蟻道)がないかも見ます。
傷みのない見える木の部分に木部用の薬剤を塗ります。量と回数は製品の表示に従います。
家の外まわりにシロアリ用のベイト剤を置きます。食べたシロアリが巣に持ち帰るとされています。
羽アリはスプレーで退治しても巣は残ります。羽アリが出たのは近くに巣がある合図なので、退治して終わりにしないことが大事です。
- 薬剤は製品の表示にある使い方と量を守る
- 小さい子どもやペットの手が届く所に薬剤を置かない
- マスクと手袋をして換気しながら使う
シロアリを自分で駆除するときの道具
道具は羽アリ用のスプレー・木部用の薬剤・ベイト剤の3つを場面で使い分けます。どれも巣を確実になくすものではないと知ったうえで使います。
ホームセンターでも同じような薬剤が売られています。床下全体にまく業務用の薬剤は量も道具も多く、自分で使う前提の物ではありません。
- スプレーは出てきた羽アリに使う
- 木部用の薬剤は見える木の表面に使う
- ベイト剤は家のまわりで巣に効かせたいときに使う
シロアリを寄せつけないために自分でできる予防
シロアリは湿った木が好きなので、家のまわりを乾かしておくことがいちばんの予防です。薬剤を使わなくても今日からできます。
家の壁ぎわに古い木材や段ボールを積んでおくとシロアリのエサになります。物置の中も見ておきます。
植木鉢や物で換気口をふさぐと床下に湿気がこもります。まわりを片づけて風を通します。
雨どいがあふれて基礎のまわりがいつもぬれている家は要注意です。水回りの水もれも早めに直します。
古い切り株や木の杭は巣になりやすい場所です。抜くか見回る場所に入れておきます。
羽アリが飛ぶのは春から初夏が多いとされます。この時期に窓のまわりや玄関を見ておきます。
予防は駆除の代わりにはなりません。すでに羽アリが家の中に出ているなら、予防より先に被害があるかを確かめます。
「床下までの点検などは自分ではなかなか出来ませんし見落としなどもする恐れがあり業者に任せておけば安心感が持てるところです。」
自分で見回っても見落としは出ます。気になる所が見つかったらスマホで撮っておき、点検のときに見せると話が早く進みます。
シロアリを自分で駆除できなかった人はどのくらい?
シロアリで業者に頼んだ25人のうち自分では駆除できなかった人は32%でした。建物への被害が心配だった人は36%です。
シロアリを業者に頼んだ理由(25人)
- 建物への被害が心配だった36%
- 自分では駆除できなかった32%
- 早く確実に解決したかった12%
- 怖かった8%
- その他(管理会社・大家かなど)12%
回答25人
- 家が傷むのが心配だった人と自分では無理だった人で68%になります。
- 巣は床下や土の中にあることが多く、スプレーや塗る薬剤では届きません。羽アリが減っても巣が残っている人がいるのはそのためです。
口コミでも自分では見られない所を見てもらえたという声が多く、25件中7件(28%)がそう書いていました。
「床下の状態を自分で確認するのは難しかったので、専門業者に調査してもらえたことが良かったです。」
「自分では見つけられなかった侵入経路まで確認してもらえたので良かったです。」
市販品で一時しのぎはできても長い目で見ると業者のほうがいいという声もありました。
「場当たり的対策は市販のものでも可能かもしれないが長期目線のメンテナンスを考えると業者の方に頼むのが良いかと思う。」
自分でやめて業者に頼んだほうがいいとき
頼んだときの被害を聞くと、建物への被害がもう見つかっていた人が28%いました。自分では判断できなかった人も20%です。
シロアリを業者に頼んだときの被害の程度(25人)
- 数匹を何度か見た段階で頼んだ人もいれば家が傷んでから頼んだ人もいます。
- 見ただけでは被害の大きさは分かりません。羽アリが家の中に出たら一度は点検を頼む区切りにするのがおすすめです。
- 家の中で羽アリが何匹も出た
- 基礎や柱に土の筋(蟻道)がある
- 床を歩くとふわふわする所がある
- 柱をたたくと軽い音がする
シロアリを頼んだ人は25人中24人が戸建てでした。床下のある家ほど自分では見られない所が広くなります。
関連ページ床下のシロアリ駆除で業者がすることを見るシロアリで業者に問い合わせるときに伝えること
自分で見つけたことと試したことは、そのまま業者に伝えます。羽アリが出た場所と時期が分かると点検で見る所をしぼれます。
問い合わせでそのまま使える文
4月ごろ1階の和室の窓のまわりに羽アリが20匹ほど出ました。落ちた羽も残っています。
羽アリは市販のスプレーで退治し、窓のまわりの柱に木部用の薬剤を塗りました。
床下に被害があるかを点検してもらえますか。写真で見せてもらえるとありがたいです。
見積もりのほかに追加になる料金はありますか。保証の年数と再発したときの対応も教えてください。
「自分では知見がないため、専門業者に依頼して良かったです。」
頼んだ人の満足度は25人中20人(80%)が満足でした。自分でやったことを伝えておくと同じ説明のくり返しにならずにすみます。
シロアリ駆除を業者に頼んだときの費用
シロアリで業者に頼み金額を答えた24人の支払額は中央値で13.2万円でした。真ん中の半分の人は10万円〜20万円の間です。
シロアリの被害の程度ごとの支払額(中央値)(17人)
- 数匹を見た段階の人は9.8万円(5人)。建物への被害が見つかっていた人は19.8万円(7人)でした。
- どれも5〜7人の比べなので目安です。それでも傷んでから頼んだ人のほうが高く出ていました。
グラフは答えた人が5人以上いた3つの程度だけを並べたので、24人より少なくなっています。自分では駆除できなかった8人に限ると中央値は12.2万円で、全体の13.2万円と大きくは変わりませんでした。
見積もりから追加料金が出た人は25人中5人(20%)でした。上がった額は1.2万円〜5万円です。
「駆除範囲が思ったより広かったらしく最初の見積もりより結構金額が上がったので少し大変でしたが、白蟻は見えにくいでしょうし仕方ないかと納得しました。」
追加になったのは駆除する範囲が広がったときが多くありました。見積もりの範囲に床下のどこまでが入っているかを聞いておきましょう。
「価格が思ったより高めだったことです。」
業者に頼んだあとシロアリは出なくなった?
再発していないと答えた人は22人中19人(86%)でした。分からないと答えた人は除いています。
シロアリ駆除のあと再発したか(22人)
- 多くの人はそれ以降シロアリを見ていません。一方で7か月以降にまた出た人もいます。
- 保証の年数と再発したときに無料で来てくれるかを書面で受け取っておくと安心です。
口コミで保証に触れた人は25件中7件(28%)でした。書かれていた年数は5年が目立ちます。
「縁の下や天井裏など自分たちでは入り込めない部分に入り込んで駆除・予防をしてくれて、5年保証があったこともあり、翌年以降も駆除しきれなかったものに対しても追加料金なしに対応してくれて徐々に害虫を見かけなくなっていったこと」
問い合わせてから2〜3日までに来てもらった人は21人中17人(81%)でした。作業は1回で終わった人が25人中17人(68%)です。
当日に来てもらう人が少ないのは急ぐ作業ではないからです。2社に見てもらい総額と保証を並べてから決める時間はあります。
シロアリを自分で駆除するときのよくある質問
よくある質問
シロアリは自分で駆除できますか?
家の中に出た羽アリや見える木の部分なら自分でもできます。床下や壁の中の巣は業者に任せるほうが確実です。
ホームセンターの薬剤で足りますか?
見える所の対策には使えます。業者に頼んだ人の32%は自分では駆除できなかったことが理由でした。
羽アリを退治すれば終わりですか?
終わりではありません。羽アリが出たのは近くに巣がある合図です。出た場所を確かめて点検を考えましょう。
業者に頼むといくらかかりますか?
シロアリで頼んだ24人の支払額の中央値は13.2万円でした。真ん中の半分の人は10万円〜20万円です。
床下に自分で入ってもいいですか?
おすすめしません。狭くて配線や配管があり薬剤を吸うおそれもあります。床下は点検に慣れた業者に見てもらいましょう。
業者はすぐ来てくれますか?
2〜3日までに来てもらった人が81%でした。
シロアリは見える所だけ自分で、床下は業者に
- 自分でできるのは羽アリの退治と見える木の部分まで
- 業者に頼んだ人の32%は自分では駆除できなかった人
- 支払額の中央値は13.2万円。被害が見つかってからだと19.8万円
- 頼んだあと再発していない人は86%。満足した人は80%
見える所は自分で片づけて大丈夫です。床下は一度見てもらい、総額と保証の年数を聞いてから頼むか決めましょう。
関連ページほかの害虫を自分で駆除する方法を見る関連ページ駆除レポのトップで害虫ごとのデータを見る